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送ると届きます:
 十月三十一日(月)
 さて、今日は徹夜で朝までの作業が確定しているため、早い時間に更新。「ならとっとと仕事しろよ」と思われる読者の方々も多いであろうが、いわばこの雑記めいたものは、マラソンを始める前のストレッチだとか、朝食前の軽い食事(パタリロ)に通じるものがあり、すなわち、キーボードと自分との間に広がる溝を埋め、意識の中でパソコンを機械でなくするためには非常によい作業なのです。

 昨日も書いたとおり、昨日はJSAマンスリー十月の決勝トーナメント。僕は一回戦で元日本代表の福田正平選手と対戦。結果、第一フレームを人生初のラブゲーム(一点も取らせずに取ること)で取ったのだけど、残り二フレームを取られてしまって負け。悔しいけど、これまでの試合の中では最高の出来だったんじゃないかな。来月のアダムカップに向けて充実した手応えを掴むことができた。また練習だ。がんばろう。周囲のレベルもかなり上がってきている。がんばらなくちゃ、予選通過も厳しそうだ。
 今回の決勝戦は、先月に引き続き福田豊選手と桑田哲也選手。今回は、福田さんが桑田君を圧倒。3−1で勝利してランキング1位を死守。さすが。これまで見た福田さんの試合の中では、間違いなくベストゲームを見せてくれた。来月のアダムカップにも、連覇の期待がかかる。


 十月三十日(日)
 ものすごい夢を見て早朝に目を覚ます。時計を見れば、まだ朝の四時半だ。もう一度寝ようと思い目をつぶるもののなんだか眠れず、起き出してなんとなく部屋の片づけなど始める。リビングだけはけっこうきれいになった。この調子で、後日六畳のほうもちゃんとかたづけるとしよう。やれやれ。散らかってるな。吸わないことで有名なウチの掃除機、そろそろ買い換えないといけないかも。

 そういえば、そろそろ中川五郎さんが翻訳されたボブ・ディラン全詩集が店頭に並ぶはず。全訳としてかなり気合いの入っている一品なので、ボブ・ディラン好きの方もそうでない方も、ぜひぜひ読んでみてほしいと思う。僕もさっそく一冊注文してみた。届くのが今から楽しみ。

 仕事のほうは、いよいよ残すところあと一章。明日いっぱい作業をして、夜に原稿を入れよう。校正などは編集さんと打ち合わせしながら十一月に行う。まだまだ先は長いけど、いい作品なので最高の形にして世に送り出したい。

 さてさて、今日はJSAマンスリー。がんばってきます。


 十月二十八日(金)
 ようやく仕事が終わりそうな算段がついた。今回のは割と短い作品なのだけど、独特の難しさがあり、難航するときはめちゃくちゃ難航している。締め切りまであと三日。日曜は心おきなく試合に出られそうだ。それまでに「あとはホント一息」ってところまでは終わらせておきたいな。


 十月二十六日(水)
 一生に一度は見たいと思っていたロッテの日本一が、いよいよ見られるかもしれない。
 それにしても強いな。
 それにしても田淵の解説ひどいな。


 十月二十三日(日)
 お久しぶりです。すっかり更新から遠ざかっておりました。というのも、まあ実家に帰省したりとか、予選があって練習に追われていたりとか、そんなところ。当然、仕事だってちゃんとやってますぜ。今月いっぱいの原稿も、残すところあとわずか。

 最近、多くの学生たちは就職活動に突入するころにはまだやりたいことが決まっていないのだと聞いた。昨日、スヌーカーの予選(通った)が終わったあとに友人とそんなことを話しているとき「決まっていないときの正しい選択は、なにもしないことですよね」と彼が言った。まったくその通り。でも、誰が言い出したのか「大学卒業したらすぐ就職」みたいな暗黙のルールみたいなのがバッチリあって、それから外れて道を選ぶのは、多くの学生たちにとってはとても怖いこと。僕が大学四年生のときも状況は同じようなもんで、なにをしたいか決まらないまま内定を取っていく友人たちが多かったように思う。そりゃあ、後になってから「自分の人生こんなはずじゃなかった」って思う人たちが続出するわけだな。

 今発売中の『通訳翻訳ジャーナル』という雑誌にて、留学記の連載をスタートいたしました。


 十月十八日(火)
『チャーリーとチョコレート工場』を観てきた。もう最高。やっているウチに観て来るが吉でしょう。ウンパルンパ最高。

 仕事は無事に進行中。先月から二週間ごとにできた分だけ原稿を送っているのだけど、今月末でぜんぶひととおり終わる。すごく面白い小説で、こちらもオススメ。いろいろ公表できる段階になったらここでも当然告知するので、お楽しみに。

 スヌーカー、次の日曜に行われる予選に向けて、いい感じになってきた。まだ計算できるショットの種類が少ないため、1チャンスで20点30点がいいところだけど、計算できる分についてはしっかり計算できるようになってきたので、展開にメリハリをつけられるようになったのがでかい。このまま調子を上げていきたいところだけど、全日本のときみたいに予選通過や結果を目標にしてしまうと、バーンアウトしてしまう。単純に「上手くなること」だけを目標にするのがいいだろう。あとは、どんな試合、どんな相手だろうと、自分の球を撞くだけ。これがいちばんいいスタンスだと思う。
 厚みが見え、撞点が分かったら、あとはほんとにストロークがすべてだな。最近、ストロークに関してはちょっとした秘密を見つけた。驚くほどキューイングが良くなり、正確になった。このキューイングのクオリティをずっと保ったまま何フレームも撞くのはまだ難しいのだけど、練習しているうちにできるようになってくるだろう。がんばるぞ。


 十月十五日(土)
 宣言通り、夕方からクロスに。非常に、非常にいい。モンキー2発出た。
 店員のユミちゃんと相撞きしていたら、横で見ていたお客さんに相撞きを申し込まれた。「いいですよー」とか気軽にお返事して、いざゲーム開始してみたら、すんげー入れる。「ポケット、相当やられてます?」と訊いてみたら、JPBAのプロの方だった。以前、ハンデ戦で同じくポケットのプロの方と当たり、プロとは知らず勝利の後に「いやあ、ちょっとやられたらかなり上手くなられますよ」などと言ってしまいあとで平謝りした憶えがあるので、そのときの経験を活かし、上手い人には先に訊くようにしているのだ。
 ちなみに、フレームカウントは4−1で僕の勝ち。「普段はスヌーカーを撞かないポケットのプロには負けない」という目標を無事達成。それにしても、ここ2、3日はいい感じで撞けている。「調子がいい」というのとはまた違う。安定していい。いざ試合でどうなるかはまだやってみないと分からないけど、来週日曜の予選が楽しみだ。それまでに、もうちょっと練習を積んでから行こう。

 最近、個人練習ではくどいくらい苦手な球ばかり繰り返し繰り返し撞くようにしているのだけど、これはすごくストレスが溜まる。とにかく入らない。でも、入らなくてもいいから撞く。苦手な球は、撞き慣れていない球であることがほとんど。球を前に構えたときの景色や雰囲気に慣れることから始め、入れるのはそれに慣れてからだと僕は思っている。水泳が苦手な人が、まず水に慣れるところから始めるのとよく似ている。ようやくその球が嫌ではなくなってきたときの快感は、他ではちょっと味わえないものがある。というわけで、ストレスこそ溜まるが、めちゃくちゃ楽しい。


 十月十五日(土)


 昨日書いた練習方法、コレね。文字だけだと分かりづらいので、携帯で撮影してみた。これがもう難しい! 基本的にコーナーに取る練習なのでピンク中心のブレイクビルディングになるのだけど、30点がなかなか超えられない。今日も夕方まで仕事したら、この練習しに行ってきます!


 十月十四日(金)
 さてさて、今日は仕事。十五日までにまた原稿を送らなくては、という感じだったのだけど、カレンダーを見たら十五日って土曜日じゃん。ということは、締め切りが二日延びたようなものだ。こうなるとすっかり油断する。多少のんびりしていても大丈夫そうだ。というわけで、午後まだ日の高いうちから入浴剤を入れてゆっくり入浴し、ソファで小沢健二を流しながらごろごろしていた。気持ちいい! で、そのまま油断し続けていたらすっかり夜になってしまったので、慌てて作業開始。最近、翻訳期間が一ヶ月程度という仕事が続けて入ってきている。今年も、残り三ヶ月で三本くらいある。大変だ。
 明日はまた夕方までドドっと仕事をして、それから練習に行く予定。ずっとラインナップばっかりやってきたせいで、得意なフリと苦手なフリができてしまっている。それを克服するため、今度は単クッションと平行にピンクスポットのライン上にレッドを並べ、縦のラインナップみたいな練習をしている。ぜんぶ苦手なフリになるので、いい練習になる。これを繰り返して、ポットのイメージを作り上げていく。あとは、ひとりゲームだな。結局、不規則に散らばった配置、いわゆる「バラ球」を取っていく練習をしないことには、総合的な能力は上がってこない。ここのところ練習が充実しているのは、得手不得手をちゃんと把握できているから。この調子でレベルアップをどんどん狙っていきたい。

 最近よく思うのは、なにがどう見えているときに苦手意識が出るのかを掴むのが大事ということ。「入れる」ということを念頭に置くあまり、自分がなにを基準にアドレスを取っているのかをついつい見落としがちになる。厚みだけを見ているようでいて、意外にポケットの形を意識していたり、レールの位置を意識していたりと、無意識的に目印にしているものが多いことに気づいた。それはそれでかまわないのだけど、気づいていないと目印がないときに非常に困る。なにか別のものに知らず知らず影響されて、ポケットの位置や的球の位置を間違って構えてしまう。
 特に、ポケットの位置は間違いやすい。スヌーカーテーブルは一見分かりやすい形をしているので「ポケットはあそこ」とついつい思いがちになってしまうが、それが外しの原因になってしまうことが多い。距離や角度により、いろいろな勘違いをしてしまう。この辺りを虱潰しに克服していくのは大変だけど、やらなくっちゃ。


 十月十二日(水)
 夕方まで仕事をしてから練習に。今日はまず十時まで福田さんとゲーム。調子はいいのだけど内容につながらず。でも、感触がいいから落ち込まない。こういう気持ちでプレイするのは初めてのこと。いいものだ。
 福田さんが帰ってからは、とにかく苦手な厚み(というより苦手な振りか)を克服するため、ゲーム中に出てきたら嫌な球をガシガシ撞きまくる。どうも苦手な球って厚みだけで見てしまいがちだけど、アドレスを取る前に球を見下ろしながら頭に描く「入れるためのイメージ」の作り方次第では「お、けっこうこれって普通に入る球じゃん」みたいな意識になれることが分かった。というわけで、自信がある球と苦手な球を交互にポットしながら、ショットごとに頭の中でイメージを切り替える練習。慣れるまではなかなか大変だけど、慣れてくると面白い! 外さない球に関してはポジショニングを意識してしっかり撞き、苦手な球に関してはイレを意識してポジションはある程度まで。どちらにどれだけ比重を置けば上手くつなげることができるのか。これはしばらく研究課題になりそう。
 さてさて、ポットの練習だけど、第一段階はまず「入れること」。ポジション云々は考えず、とりあえず撞点まん中で厚みに当ててポケットに入れるようにしている。これは、けっこういろいろな球が入る。よく「練習だと入るなあ」なんてことがあるけど、あれは出しに行ってないから入るというケースがほとんど。イレイチならば、割といけてしまうのだ。だけど、ショット単位で考えた場合、入れるだけでは不足。出してナンボである。「入るのは当たり前。要はポジショニング」というくらいになって、初めて心強いショットになる。
 というわけで、第二段階は「いろんな撞点で入れること」。僕は主に、順ひねりを入れながらポットする練習をする。逆はまだむずい。たとえば右振りの球だったら上、下、右上、右下、右、あとまん中。この六つの撞点で入れることができるようになれば、けっこういろんな配置に対応できる。しかしこれ、難しい。僕はたとえば右上よりも右下の撞点で行ったときのほうが的球のはじきが強いので、同じ厚みでは狙いに行けない。撞点の数だけ厚みが違うので、ひとつひとつ確率を上げて行くのはかなり面倒なのだ。でも、この辺りのイレが固くなってくると、けっこう逆をひねっても対応できるようになっているもの。がんばるぞ。
 第三段階は、ブラック、ピンク、ブルーをテーブル上に置いて、それぞれのボールにポジションしながら入れる練習。とりあえずはできるだけイレの固い撞点と力加減で入れて、キューボールがどんな動きをしてどの辺に止まるのかをチェック。それを基準に各ボールにうまくポジションできる撞点と力加減を模索していく。これがけっこうできるようになると、実戦で計算できるショットが完成するというわけ。でも、撞点まん中でプレッシャーなく狙いに行けるようになるだけでもかなり時間がかかるので、ほんとショットをひとつ増やすというのは大変な作業。
 今取り組んでいるのは、ブルースポットとミドルポケットの間くらいから、長クッションとピンクスポットの間くらいにあるボールを入れつつブラックにポジションするショット。僕は長クッションに向かって撞くショットがホントに苦手なので、これは克服しなくちゃいけない。ゲームでよくこういう球を渡されることがあるし、このショットが計算できればチャンスがかなり広がるはずだ。撞点中央上で、ちょっと強めに撞かなくちゃいけないから難しい。厚みはもう分かっているから、あとはキューイングが命。自分のキューイングをしっかり把握していないと「狙った厚みに向かってばっちりフィニッシュが取れているにもかかわらず、ぜんぜん違うとこに外してしまった」なんてことも起こりえる。

 最近キューイングにとにかく気を配って撞いているのだけど、キューを比較的きれいに振れるようになってきたら、ボークあたりからのロングポットが嫌ではなくなってきた。むしろ、それなりに距離がある分厚みが見やすく、入れやすい気さえする。とはいえ、気がするだけでポット率はまだ五分五分より若干低いくらいか。とにかく練習練習!


 十月十一日(火)
 朝七時に起き、夕方まで仕事をしてから次の翻訳の打ち合わせのために竹橋へ。それが終わってからまたちょっとだけ自宅にて仕事をし、クロスタイトリーにゆく。一昨日の練習にてなにか掴んだ感じがしていたのだが、やはり変わっていた。確実に、なにか一山越えた。ハイエストを44に更新。ロングもバッチバチに決まる。入れ方を知っているショットと知らないショットの区別が、意識の中でかなり明確になってきた。メモを取りながら、知らない球を割り出して行ったのが功を奏している形。すばらしい!
 今日は、ほとんどの球の厚みがばっちり見えた。キューボールとオブジェクトボールの位置による目の錯覚さえなんとかすれば、かなり入るようになりそうだ。明日もできたら練習に行きたい。早起きして仕事しなくちゃ! 生活にメリハリがあるって素晴らしい。


 十月十日(月)
 お寿司を食べた。お寿司を食べた。お寿司を食べたんだってば。

 とか言っても、若い人たちにはなにがなんだか分からないだろうな。同世代の人でも分からないかもな。でも、お寿司を食べた。近所の回転寿司。おいしかった。なに食べても一皿140円。その代わり、トロとかは一カンのみ。でも、それでも安いな。また行こう。

 今日は練習を休んでお仕事。半月ごとに原稿をある程度ずつ送らなくてはならないのだけど、こうきっちりしたスケジュールで仕事をするのは久々のことなので、なんか変な気分。


 十月九日(日)
 仕事をしてからクロスに出かけ、しばらく今連載させていただいているビリヤード雑誌『CUE'S』の池西さんとゲーム。やられた。
 その後、近い球の練習。キューボールとオブジェクトボールが近くにある場合、厚みが見えているのにもかかわらず、どうしてもドン厚に構えてしまうクセが僕にはあるのだけど、とにかくこれを解消しないことにはマズいので、その練習。30球ほどナチュラルに構えて撞き、当然ぜんぶ厚めに外す。が、撞点が原因で外しているわけではないことは分かった。これは収穫。厚みの見方に悪い癖がついてしまっているのだろう。入る厚みにしっかり構えると、どうも薄すぎるようで怖い。とにかくその恐怖心が消えるまでは、入れ続けて感覚を養わなくちゃ。
 ひととおりやってから、次にロングポットの練習。これは最近、だいぶ確率が上がってきた。「入ったショット」ではなく「入れたショット」が増えてきた。ストローク、撞点、グリップ、力加減、テイクバック、フォロースルー。「入った条件」をすべて自分が把握できている。ちなみに、ロングに関して言えば厚みのミスはほとんどなくなってきた。だいたい力加減かストロークのミスで外している。ボークエリアからピンクスポット近辺のロングを狙い、確率は六割くらい。かなりいい。ただ、これは続けてロングばかり撞いていたからで、流れの中でロングが出てきた場合とは違う。確率が八割は越えないと、ゲームで自信を持って狙いにはいけない。これはまあ、ロングに限らずどのショットでもそうだけど。

 最近、充実した練習ができている。発見も多い。まだまだ目に見えた結果は出てきていないけど、このテンションで練習を続けて行くことができれば、かなりいい感じになりそうだ。


 十月六日(木)
 やばいやばい。新ストロークやばい(福田さんみたいになってきたな)! まだそのストロークがちゃんと出せるのは20球に1球くらいなんだけど、それが出るときは、レール際とかじゃないかぎり、どんなショットでも入ってる。感覚的には、キューを振る速度の倍くらいのスピードで手球が厚みに向けてスーッと吸い寄せられるように走って行く。気持ちいい! やっぱ、右上腕外側の筋肉の使い方だなあ。ここをいかにまったりねっとりさせるかがカギ。
 長らく厚みで苦しんでいる間に、けっこうなレベルで厚みは見えるようになってたみたい。相変わらず気を抜いて変な入れミスやっちゃうものの、昨日は厚み自体はバッチリ見えていた。ちなみにこの撞き方、MUSASHIじゃ僕の場合、柔らかすぎて無理。だから昨日はずっとジョンパリで撞いてた。やっぱいいキューだなあ。メインキューをどちらにするか、悩む……。

 最近翻訳している本があるのだけど、これがめちゃくちゃ面白い! 今度は『Good Luck』もうひとりの著者、フェルナンド・トリアス・デ・ベス氏の作品。来年春ごろの刊行になるような感じなので、ぜひぜひお楽しみに!


 十月四日(火)
 昨日拾った財布の持ち主から、午後あたりに電話がかかってきた。言われたとおりに書くとすれば「警察の人にするように言われたからお礼がしたい」とのこと。まあ、別に感謝されたくて届けたわけじゃないからそれでいいっちゃいいんだけど、なんだかなあ。
 どうせ一割っつっても二千円くらいのものだし、いちいち振り込んでもらうのもなんだし、そもそも、口座番号とかあんまり人に教えたくない。だからコンビニかどこかで募金箱に入れてくれるよう頼んだら、受話器の向こうにはもうひとり誰かいるらしく、その人に向かって受話器の声の主が「募金箱に入れてくれってよ、コンビニかどっかでさ」って言うのが聞こえ、笑い声が聞こえた。
 財布を届けたのは、相手がどういう人かという問題ではなくて、単に自分の金じゃないからなんだけど、こういう反応されるとなんか複雑な気分。ありがとうのひとことくらい、言ってくれてもいいじゃん。などと思ったら、なんだか自分がそう言われたがってるみたいな気になって、自分が卑しい人間であるかのような思いがして、ばかばしくも少々自己嫌悪に陥った一日。すぐ復活したけれど。

 まあ、いろんな人がいるよな。


 十月三日(月)
 午前中で仕事が一段落着いたので、午後からラクーアでジェットコースターに乗るなどして遊び、夜からクロスタイトリーでスヌーカー。ここんとこ連敗中だったいとっち店長を2−0と下す。調子が最悪だったときに比べて、若干よくなってきている。十一月末のアダムカップに合わせてコンディションを作っていけるか。

 午前四時、練習帰りに王子の駅前を通過中、路上に財布を発見。車を降りて拾ってみると、二万四千円入っていた。すぐ近くに交番があったので届けてきた。一瞬、ネコババしてしまおうかとも思ったが、誰も見ていないとはいえ、金に関して汚いことをするとろくなことがない。どんな小さな悪魔だろうと、悪魔に心を売れば、その分だけなにかを失ってしまう。馬場に向けて再出発した車中、一日一善でいい気分。この気分を味わえるならば、二万四千円は高くない。つか、俺の金じゃないし。

 それにしても、ラクーアは不思議なところだった。入場無料で、乗る分だけ払えば遊べてしまう。きっと、午前中に上司に八つ当たりされたOLとかが昼休みにやってきて、ジェットコースターに乗って泣きながら「課長のバカヤロー!」とか絶叫してたりすることもあるのかもしれない。などと思うと、なんてロマンチックな場所なんだろうかと感慨にふけることしきり。
 ビレッジバンガードにて、柳沢慎吾のブロマイドを購入。商品名が「ブロマイド」ではなく「プロマイド」になっていたのが、間違いなのかわざとなのかが非常に気になっている。


 十月二日(日)
 すべてはぎ取ってしまえば、人間は皆、誰しも美しいものだと信じたい。

 つかね、aikoの『キラキラ』って曲の中に「なかよしの友だち励ましてくれた四つ葉の緑」という歌詞があるのだけど、これが『Good Luck』だったらなんとも照れるぜ。