二月十一日(土)
日付が日曜日に変わったところで、大きな山を越える。おっしゃ! これで日月と推敲の嵐をこなして、月曜深夜に初稿を送信。これでとりあえず、二週間くらいは休めそう。ああああああああ。ホッッッッッッッッッとした。まあ、土日も馬車馬のように働かなくてはならないことに変わりはなく、残っている仕事の量も尋常じゃないのだけど、それでもとにかく、創造力をガンガン働かせなくてはならない地獄からは脱出。機械的な作業になる。今までに比べればまだ楽な仕事だ。ちょっとやる気出てきた。
こないだ、なかなかこの仕事のことを理解してもらうのは難しいということを人と話した。「そりゃー、宿命みたいなもんだよ」と言われた。そうなんだろうな、と思う。まあ、しょうがない。人は、実感のあること以外はほとんど想像することしかできない。想像ですら、自分の体験を元にするものだ。翻訳者というのは、本当に特殊な仕事だと思う。翻訳を任されたら、仕事が終わるまで、自分自身として生活することは許してもらえない。変な仕事だな。
「翻訳は、不可能です」と、昔ある人に言われた。まったくそのとおりだ。僕は著者と同じ体験はしていない。翻訳者には、著者に対して「自分で大変申し訳ないが、あなたの作品を僕の経験を通して作品にさせていただきます」という、慎ましさみたいなものがとても必要だ。
ちょいと私信
Tony, thanks a lot for sending me the message. I have lost your contact and I can't write you back. Could you remind me what your e-mail address is?
I hope you visit this website again and find this message.
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