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 一月二十九日(火)
 二月、仕事をちょっとがんばって早めに終わらせ、ちょっとシンガポールに行こうかなと計画中。二月か三月かと思っていたんだけど、やはり二月のほうが都合がいい気がする。ただ、シンガポールにはスタイルフリーはないであろう。それに中華料理っぽい国だから、炭水化物も大量に氾濫しているはずだ。

 どうすっかな。ランチのついでに航空券の値段を調べてきてみよう、とりあえず。


 一月二十八日(月)
 いろんな人に冷やかされているダイエットだけど、なんとなんと、ここまで順調。場合によっては71kgを越えていた体重が、現在、67kg代まで落ちてきた。久しぶりだぞこんな数値。今週からは、坊さんのありがたいお言葉に従い、行きつけのバー『GARUDA』の協力も得て、糖質ゼロ、スタイルフリーを入れてもらうこととなった。なんと心強い。昨日の夜にタケと飲んでみたんだが、ふつうにうまいぞスタイルフリー。
「ここまでやるには相当の創意工夫と努力があったに違いないのに、ここに酒税を課すっていうのは人道にもとるよなあ」と、しみじみ語り合った。

 しかし、これまでに3kg減っているわけだが、3kgの肉の固まりを想像すると「おお、俺がんばってるなあ」と実感できて嬉しくなるね。昔、CoCo壱番屋の1300gカレーに挑戦したことがあるが、あれ二杯分だものね。とりあえずこの炭水化物抜き生活、あと二週間は続けてみるつもり。キツいときはけっこうキツいけど、一週間以上も続けていると、さすがに少しは慣れてくる。一回だけ、さっぽろ純連のラーメン食ったけどな。あれは美味かった。


 一月二十七日(日)
 試合。久々のベスト4。組み合わせの抽選で、どうも相性の悪い中村選手を初戦の相手に引いてしまい、予想通り苦戦する。最初のフレームを取られてしまい、この時点で初戦敗退を覚悟するも、次のフレームを取り返し、ブラックボール・ゲームで辛くも勝利。
 二戦目は、久々の遠藤選手戦。ここでもファースト・フレームは逆転されて落とす。本日二度目、敗退を覚悟。が、奇跡的に2フレーム連取して逆転勝利。すっかり水をあけられている感のある遠藤選手に勝てたことは、自分にとって非常に大きいこと。
 で、準決勝。これまたどうも相性の悪いビニシャス・ダ・シルバ選手。大してなんにもできないまま2フレーム連取され、握手を求めるも、実は準決勝からは3フレーム先取り。「おお、これは命拾いだ」と元気が出て、3フレームは取る。が、4フレームめのビニが強かった。あれよあれよと走られてしまい、ここで終了。

 ここ一年以上は準決勝まで駒を進められなかったのもあり、ビニシャス戦ではもう疲れ切ってしまっていた感がある。つまらないミスもたくさんしたが、まあ収穫も多かったのかな。とにもかくにも、まずまずの結果を出すことができてよかった。でも、もっと球入れないとなー。


 一月二十四日(木)



 zakzakでニュースを読んでいたら、こんなことになっていて笑った。
 本文と広告とのマッチングが秀逸すぎる。

 それにしても、zakzakとはいえニュースサイトまでもが「ボーリング」と表記とは。


 一月二十三日(水)
「おい、ぶつかったのに謝らないのか?」というのは、チンピラの因縁。
「肩がぶつかったら謝るのに、煙がぶつかっても謝らなかった」というのは、JTのCM。

 チンピラの因縁が堂々とテレビで流れる時代か。

 目が覚めてみれば、東京は雪。


 一月二十二日(火)
 十九日から始めたダイエットだけど、今のところ順調。2kgマイナス。今のところ、ほぼストレスなく続いている。米の誘惑には抗いがたいものがあるが、サラダや焼き魚、鶏肉などを中心に、できるだけカロリーと糖質を抑えた食生活を送っている。食欲よりも「ああ、あの担々麺屋のおばちゃん、俺が来なくなって心配してないかなあ」とか、そっちのほうが気になる。
 こんだけストイックな食生活を送っていてもそれほどのストレスにはならないのだから、目標体重の65キロまで落としたら、もうちょい緩くしてもいいな。米解禁か、それともビール解禁か。まあいずれにせよ、米もビールも減らさなければならないだろう。ついでに風呂にもいつもより長めに浸かるようにしてみた。PSP持ち込みで入浴し『みんなのゴルフ ポータブル2』を4ラウンド、スキップなしで回ることを自分に義務づける。だいたい一時間くらいかかるだろうか。あとは、軽い運動など取り入れればもっといいのだろうけど、そこまでやると長続きしないのは目に見えているからパス。

 それにしても、炭水化物を取らないとなると、外食がすごく難しい。ランチなどは、どこに行っても必ず炭水化物が出てくるからだ。そんなわけで、最近はオリジン弁当のお総菜にお世話になることがすっかり増えた。まあ、今夜いきなり酒を飲む用事があるので、すべて台無しになるかもしれないけど。午後からちょっとだけ練習に行こうと思うので、2、3時間チャキチャキ撞いて、できるだけカロリーを消費してこよう。

 ビールがいちばんつらい。

 やっぱり一杯くらいならいいんじゃないでしょうか。


 一月二十日(日)
 坊さんから説教メールが届く。いわく「2週間の間はビールはダメ。仕方なく飲むならアサヒスタイルフリーとかにしないと」とのこと。そんなわけで、ビールもやはり控えたほうがいいだろうと決め、しばらくは焼酎で過ごすことにした。焼酎なら芋が好きなのだけど、芋焼酎は芋焼酎で、糖質とか高そうな気がするなあ。と思ったら、糖質入ってないんだって! これはすごい。そしたら断然焼酎だよな。久々にボトルとか入れちゃうぞ。ところでスタイルフリーって美味いのだろうか。一度試してみようかしらん。でも、普通のビールより美味いわけはないよな……。

 本日は、一念発起して部屋の大掃除。いろいろなものを処分して部屋を広くする。ここのところ掃除をサボっていたので、えらい量のゴミが出た。まだまだ半分も終わっていないけれど、だいぶ片付いてきたように見える。気のせいだろうけど。とにかく、やっても終わる気がしないが、やらないと終わらない。がんばって続けていこう。

 ぼうぼうに伸びた髪をなんとかしようと、初めての美容院に入ってみる。髪型のことなんてまったく分からないので「染めてもパーマかけてもいいから、好きなようにしちゃってください」とお願いしたら、とても爽やかマンになった。自分じゃないみたいで楽しい。


 一月二十日(日)
 予選は無事に突破。ちょっと危なかったけど、なんとか。朝イチは本当に難しい。とにもかくにも、パスできて本当によかった。決勝は来週の日曜日。がんばろう。

 自費出版大手の新風舎が倒産するらしい。びっくりしたのは、契約している著者のうち900人もの著者が未出版となっていること。そして、彼らからもらった前受金が10億円にものぼるということだ。まず、著者を900人抱えているというのがすごいし、平均してひとりひとりから110万円以上も貰っていたというのがさらにすごい。そしてよく考えると、自費出版のために100万円以上もの大金を出した人が少なくとも900人以上いるというのもすごい話だと思う。


 一月十九日(土)
 昨日の日記を読んだ名古屋にいる曹洞宗の坊さんより、ダイエットに関するアドバイスがメールで届いた。いわく「アトキンス式炭水化物抜きダイエットはまったく不満がなくすごくいい」とのこと。思えば、何度か炭水化物抜きダイエットに挑戦したことはあったのだが、どうしても白米の誘惑に打ち克つことができず、挫折を繰り返してきたという黒歴史が僕にはある。だが、あの坊さんにできるのならば僕にもできるはずである。そんなわけで、また炭水化物を抜いてやろうじゃないかと思い立った。さっそく開始である。ビールも、一日二杯まで減らすぞ。一日飲まなかった場合は翌日四杯飲んでもいいという「押し出し方式」を採用しようと思ったが、やはりぐっとこらえて否決。俺を甘く見るなよ。
 夜は『GARUDA』にてビール二杯とシーザーサラダで夕食。二杯しか飲めないとなるとチョイスが難しい。キングフィッシャー、マハラジャ、ビンタン、バリハイ、ベック、シンハー、チャーン、タイガー、ハートランド、ハイネケンあたりが僕のお気に入りなのだが、この中から二杯しか飲めないというのはけっこう難しい選択になる。本日は、一杯目にマハラジャ、二杯目にバリハイを選択。仕上げに「明日予選だから、球が入るカクテルを一杯ちょうだい」とリクエスト。スヌーカーはイギリスのスポーツなので、ビーフイーターをベースに、スヌーカーのボールの色である赤と黒の混ざった色合いでカクテルを作ってもらう。味は非常に滑らか。これなら、多少ポケットのジョーをなめても入ってくれそうな味だ。明日の予選はいいことがあるだろう。

 ちなみに今日は、朝十時からスヌーカークラブで練習してきた。僕はずっと深夜に練習してきたので、どうも深夜にならないと球が入り始めないという、非常に腹立たしいジレンマがあるのだ。だいたい、深夜0時半を過ぎたあたりがピーク。これでは、午前中から始まり夕方には終わる公式戦には対応できないので、試合と同じスケジュールで練習を、というわけである。が、予想に反して今日は非常によく球が入った。30点以上のブレイクも4発くらい出たのかな。39とか、けっこう簡単に出ていた。これがこのままスタンダードになってくれればいいのだけど、どうか。明日の予選で分かるだろう。
 あと、試合前は「ちゃんと朝起きる」ということを実践中。やはり、試合当日だけ早起きというのは、あんまりよろしくない。というわけで、ここ三日間くらいは朝七時には起きている。そのまま午後とかまで小説を書くのが今の日課なのだが、いい時間に寝るとやはりいい感じに仕事がはかどるような気がする。しばらくはこの調子で続けていこう。

 さてさて、明日はいよいよ2008年予選第一発目。がんばろう。


 一月十八日(金)
 十五年ぶりの友人と会う。弁護士の新井君である。ちなみに高校の頃に同じバンドにいて、僕がドラム、彼がベースだった。本人から聞いてちょっとびっくりだったけど、生徒会長だったみたい。言われてみれば、そんな気もする。十五年間、たぶん一回しか連絡取り合っていなかったんだが、去年の年末に、いきなり開業のお知らせを送ってきてくれた。いやはや、懐かしい。お互いもうすっかりおっさんだけど、会ってみれば、なんも変わってないな。つか、ほんとに生徒会長だったっけ。本人が言うんだからそうだろうな……。うん、なんだかそうだったような気がしてきた。それにしても、所沢なんてえらい久しぶりに行ったな。昔、何度か高校をサボって遊んだことがあるけど、それ以来。


↑弁護士バッヂを激写。無くしたら始末書らしい。逆に言えば、始末書を書けばもうひとつ手に入るということだろうか。知らなかったけど、調べてみたらこのバッヂって貸与なのだそうだ。みんな大変な思いをして司法試験に合格するんだから、バッヂくらいくれればいいのにね。

 深夜まで飲んで、終電で帰宅。翌朝に目を覚ましてみたら、なぜかマクドナルドを食べた形跡あり。気持ちは凹み、腹は凹まず。


 一月十七日(木)
 この寒いのにコタツが壊れた。電源を入れても暖まらない。一度コタツのぬくもりに慣れてしまうと、エアコンではどうも物足りなくなってしまう。コタツを買い換えるべきなのか……。けっこう大きめの家具調コタツの上に仕事の環境を作っているのだが、けっこう高いんだよな、家具調コタツ……。

 今週の日曜より、2008年のスヌーカーシーズンが幕を開ける。第一戦は、グレード3、関東甲信越地区ランキング戦。九州地区、関西地区など、各地区で同様の大会が行われる。つまり大会の数だけ優勝者、準優勝者が出るということであり、ポイントを考えるとなかなか厄介。そんなに高いポイントがもらえるわけではないのだけど、ここで食いついていかないと、日本代表選考会に呼んでもらえるトップ10に入ることは難しい。去年は、グレード3の試合を二回欠場したのが響いてランキングをかなり落としてしまった。今年は、ちょっとがんばって皆勤賞をねらいたい。

 ついに体重が70キロの大台に乗ってしまった。これはちょっとまずい。昔の写真を見てみたら、あまりに今と違ったので大あわて。変わってないと思ってても、あきらかに変わっている。ちょっと食事制限をして、低カロリーな生活を送りたい。酒は週に二日だけにしよう。あとやっぱ、自炊したほうがいいんだろうな。
 とりあえず、67キロだったのが70キロに増えたと思うとがっかりする一方だから、73キロあったのが70キロに減ったんだと思いこむところから、今回のダイエット計画をスタートさせたいと思う。


 一月十五日(火)
 朝までかかって、もうかれこれ一年以上取り組んでいる翻訳、アーヴィン・ウェルシュの最新刊の校正をひととおり終える。もう一回あるが、それが終わればようやく終了だ。眠ろうと思ったが、目がさえてしまってまったく眠れず。それもそのはず。夜も昼も関係のない生活が続いていたから、別に今眠くならなくてもまったく自然なのである。それにしても、ついにここまでこぎ着けたか。去年の今頃、タイのホテルでまで翻訳をしていた作品だ。あれからもう一年か。

 そういえば、まだ今年は一回しかスヌーカーを撞いていないな。というか、スヌーカーというスポーツの存在すら忘れていることがあった。すぐに余裕がなくなりいろんなことを忘れてしまうのは、本当に悪い癖だ。今年はそういうことを減らしていきたい。やはり、なぜ他のことが頭から追い出されてしまうのかというと、頭の中でよく語るからなのだろう。今年は、語らぬ人になるのが目標。それがたとえどんなことであれ、思ったこと、語りたいことの二割も語れば十分。そんな人になりたい。その「二割」の長さの中に、どう言いたいことを並べて伝えるのか。人に対しても、そして自分に対しても。頭の容量は決まっている。語りすぎたら、旧い記憶は端からどんどん抜け落ちていく。人の頭からも、そして自分の頭からも。
 同様に「褒められぬ人になる」というのも、今年の大きな目標だ。恥ずかしながら、もうすぐ三十四歳にもなろうというのに、いまだに「人に認められたい、人にねぎらってもらいたい、人に褒められたい」という欲求が心の中にあり、だからこそ、独りで仕事をしていることが、時にはつらく、時には苦しくもなる。思えば、この欲求のせいで、ずいぶん人に迷惑をかけてもきたし、損もしてき

 おっと、語りすぎ語りすぎ。


 一月十一日(金)
 しんど……。

 徹夜続きで(と言っても朝から夕方まで寝るんだけど)ここ一週間弱が過ぎ、ようやく原稿を送る。特にこの三日間は、誰とも口きかなかったな……。しんどかった……。今日は一日このまま休んで、明日からまた仕事。ていうか今日十一日か……。てっきり九日だとばかり思ってた……。

 午前十時くらいに銀行に出向き、帰りがけにふらりととおりかかったパチンコ屋になんとなく入ってみた。もちろん機種はアクエリオンだ。眠い目をこすりながら打っていたら、4,000円で大当たり発生。気持ちい〜ぃ☆ その後ほとんどとぎれることなく10連チャンし、50,000円換金。46,000円勝利。たまにやるといいことあるな。今夜はこれでごちそうを食べるとしよう。



 帰宅してからは、ついついなんとなく仕事しなくちゃいけないような気分になりつつも「いや、今日は断じて仕事などするものか」と、『Phantasy Star Universe』を起動。レベル低いけど、何度も挫折しかけながら仕事の合間にコツコツやっているゲームだ。でも誰も興味ないと思うから割愛。気づいたら気を失っていた。あー、夜まで寝るまいと思っていたのに……。

 夕方四時過ぎ、兄からの電話で目を覚ます。すわ、何時だ! と思ったら、一時間も寝ていなかった。ここ三日は、ポテトチップスとかハムとかしか食べていなかったので、今日は『角家』に行って、なんか美味しいものをごちそうになるつもり。んで、とっとと酔っぱらってとっとと寝よう。明日からまたがんばらなくちゃいけない。


 一月九日(水)
 もう何年も、何年もずっと、
 空には信じられないほどばかでかい火の鳥がいて、
 巨大な両翼を大きくひろげ、
 まっ赤に燃えさかるくちばしをひらいて、
 俺を見おろしている。
 俺の心がいつかすっかり折れてしまったら飲み込むつもりでいやがるんだ。

 何人も何人も、
 あいつはそうやって人を飲み込んできた。
 俺の友達も何人か飲み込まれちまった。
 俺は連中のためにも、あいつに挑み続けている。
 途中で食われてなるものかってね。

 あいつは病気の人間は食わない。
 食うのは心の折れた人間だけだ。
 あいつの胃袋の中には、
 人間の憎悪と
 狂気が
 たんまり渦巻いている。

 果てしなく暗く沈んだ宇宙を背景に、
 鮮やかに燃え立つ火の鳥の巨大な翼。
 俺みたいなちっぽけな虫けらがあいつに挑もうだなんて、
 これは相当根性の要るジョークだ。
 翼からはじけた火の粉が、
 怒り狂った蛍の群れみたいに夜空に舞い踊っている。

 くそったれ。

 俺はポケットの中で拳を握りしめる。
 俺は狂ったりなどしない。
 なぜなら俺には分かっている。
 狂うやつというのは、
 自分が人として世界を見誤ったというのに、
 世界が自分を見誤ったのだとしか考えない。
 俺は虫けらだが、
 それでも分かってる。
 大事なのは何ができるかじゃない。
 どんな能力があるかでもない。
 何を言っているかでもない。
 何をしたかなんだ。
 世界と向き合うということは、
 何かをするということだ。
 何かをしている間は、
 人はそうそう狂ったりはしない。

 俺は火の鳥をぎゅっとにらみつけると、
 わざとしらじらしく背を向けて、
 いつもの自動販売機でクソ甘ったるい缶コーヒーを一本買った。
 赤く煮えたぎるマグマが覗く地面のひび割れを
 ひょいと飛びこえ、
 玄関に入って靴を脱ぐと、
 缶コーヒーをぐびりと飲んで、
 いつものようにワープロに向かう。

 くそくらえ。


 一月八日(火)
 上野駅で会社員を殴って傷害容疑でプロボクサー、坂本大輔選手が逮捕されたんだが、これ、坂本選手のほうが悪いの? 確かにボクサーってリング外で拳を使ってはならず、もし殴ってしまうと武器使用と同等の扱いをされると聞いたことがあるけれど、ニュースによると、会社員に胸ぐらをつかまれて引きずり回され、交際相手から貰ったダウンジャケットをやぶかれ、ネックレスをちぎられ、それでキレて、一発殴ってしまったらしい。確かに手を出したことはよくないが、これはしょうがないんじゃないの? 会社員の自業自得に思えるのだが……。と思うのはダメだろうか。会社員も坂本選手への暴行容疑で書類送検されたようだが、こちらは実名公表なし。ニュースを見るかぎり、先に手を出しているのは会社員なのだが……? これでライセンス剥奪とかになっちゃったらほんとかわいそうだ。まあ、事件の実情がどうだったのかは実際わからないんだけどな。

 本日は、翻訳一冊終える。プラス、二冊分のゲラをチェック。これが終わったら一回寝て、もう一つの翻訳原稿を終えて、それが終わったら大物ゲラ。これが大変だ。

 心の支えは、チャールズ・ブコウスキーの一編の詩。ブコウスキーなんて心の支えにしてちゃいかんような気もするが、まあ頼りがいのあるじいさんだ。


 一月五日(土)
拾った笑い話。

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女「もうこんな仕事まっぴらよ、やんなっちゃうわ」
男「ヘイ、サリー。だったら辞めちゃうといいさ」
女「まあジム、じゃあ私に文なしになれって言うの?新しいジョブなんてそう簡単に見つかりっこないわ」
男「違うよハニー、おかえりなさい、行ってらっしゃい、って言ってくれるだけでいい。君ならすぐに採用だよ。勤務地は…」
女「AKIHABARAね」


 一月四日(金)
 仕事をしていたら、夜な夜なお世話になっているバー『GARUDA』のバーテンダー、タケからメールで呼び出しを受け、サムタイムにてスヌーカー。「今度教えるよ」と約束していたのが、新年早々実現する形に。タケのハイエストブレイクは、赤、ピンクの7点。ブラックスポットにあるちょっとやらしいアングルのピンクだったので、初体験では評価できる7点。僕のほうは新年早々ハーフセンチュリー、53点。ニューグリップが非常にしっくり来ており、いい球が出る。今年は去年よりやれるかな。ただし、一時期アホみたいに入っていたロング・ポットがまったく入らない。これは「何かがズレてる」とかじゃなくて、完全に病気。やってることは同じなのに入らないんだから、入るようになるまで待つしかない。
 その後、適当な串焼き屋に移動して十二時ぐらいまで飲みながらいろいろ語る。タケとはかれこれ丸二年ほどの付き合いになるが、去年一年でかなり親睦を深めた。夜な夜な会うが、会うたびに語ることは尽きず。長い付き合いになるだろう。
 新宿駅で別れてから、高田馬場『角家』に新年の挨拶を兼ねて飲みに行く道すがら、男ひとり、女ふたりの三人連れに声をかけられ、なぜか一緒に行き、四人で飲む。思いがけず楽しい宴席となり、充実した酒を飲む。二時前に帰宅。

 明日は花園神社に初詣に行く予定。


 一月三日(木)
 昨日から一泊二日で埼玉に帰省してきた。ほんとはもうちょっといたかったのだけど、休み明けまでに仕上げなくてはいけない翻訳がいくつかあるのと、十一日までチェックを入れないといけない原稿が一本のとで、向こう一週間は割と大変なのだ。さてさて、今年も忙しくなるぞ。どこまでやれるか2008。今のところ、気力は充実。  


 一月一日(火)
 ひとり静かに年明けを迎える。元日深夜、高田馬場は人がほとんど歩いていなくて、廃墟みたいで気持ちいい。ついこの間まで暖冬だとばかり思っていたら、ここ二日三日は、まるで冷凍庫みたいに街が冷えている。いつものことだが、どうも気分が晴れない。晴れないというか、ここ二、三年というもの、心のどこかがずーっと眠り込んでしまったかのような、何かが抜け落ちてしまったかのような、そんな心持ちなのだ。今年はその部分を、眠っているのなら起こしに、抜け落ちてしまっているのならばまた繕いに行くつもりだ。まあ、単なる気のせいなのかもしれないけれどね。
「明日は今日とちょっとはちがう一日のはずだ」
「明日は今日とちょっとはちがう一日のはずだ」
 ここ十年、なんの根拠もなく、来る日も来る日もありとあらゆる意味でそう信じ込みながら、ただひたすらワープロと向かい合ってきた。去年は、臆病な俺にしては珍しく「お、今までとはなんだか違うぞ」と実感することができた。だから今年、新年を迎える心持ちは例年とはどこか違う。今年はいい年になるだろう。俺がおかしなことさえしなければ。大事なことは、心静かに過ごすことだ。

 鉄板焼き屋の角を折れ、振り返る。
 誰もいない。
 車も通らない。

 新年明けましておめでとう。