七月二十五日(水)
JSAスヌーカーチャンピオンシップ、2007-2008シーズンが開幕。日曜日に行われた予選は、無事に三戦全勝でグループトップ通過。ブラジルの元ジュニア・チャンプ、ビニシャスとは初めて公式戦で当たった。ふたりとも通過が決まってのマッチだったので、お互いリラックスして攻めまくり。楽しかった!
今回は16名参加10名通過と、かつてのJSPC時代を彷彿とさせる割とゆるめの予選だったのだけど、当時と歴然と違うのは「それでも通過は難しい」ということ。「ゆるめ」とはいえ、それは単に通過人数が多いというだけのことで、プレイヤー各自のレベルは確実に上がっているし、それゆえに、実力の開きが大きくなってきていると感じた。もう、まぐれ通過とかはほとんどないんじゃないかな。予選は1フレーム・マッチだから何が起こるか分からないが、それでもやはり以前よりも、実力に勝る選手がきっちり勝つようになっている。
さてさて、知る人ぞ知るラインナッパー(ラインナップという練習でなら負けない俺みたいなプレイヤーのこと)である僕から、ラインナップをする際のポイントをひとつ。それは「点数にこだわるな」ということだ。それよりも、こだわるとするならばポジショニングにこだわるべし。
「やったよ。ラインで50点出た!」
なるほど。ではその50点は、どこまで自分が思い描いたポジショニングで取った50点だろう? 「こんな感じで撞けば何かレッドが残ってるんじゃないかな」で出した50点と「このレッドにポジションして、次はブラックにこのアングルで出そう」で出した50点では、同じ50点でも雲泥の差がある。ラインナップはレッドがすべて入れやすい位置に置かれているため、割と適当に撞いても、レッドのチョイスが3つも4つもあることが多い。だが実際のフレームとなると話はガラリと変わり、レッドのチョイスは2つもあればいいほうだ。なので「この辺ならなんかあるかな」という感じで日頃から練習していると、実戦でのポジショニングにはなかなか対応しきれなくなってしまう。
ラインナップを練習する時のコツは、逐一「ここに出すぞ」と決めてショットをし、そこに出なかったらそのショットを反復練習すること。その繰り返しをしているウチに点数はどんどん伸びてくる。そうやって「知ってるショット」を増やしつつ、「知ってるショットの繰り返しでイメージ通りに取り続ける感覚」を養うのが、ラインナップの目的じゃないかな、と思っている。
なんてことをこないだ遠藤選手と語っていたのだが(暗いな)、言われて「なるほど」と思ったのは「でも点数も大事ですよ」ということ。ブレイクが伸びていくにつれて自分にかかるプレッシャーも大きくなってくるが、そのプレッシャーに慣れるためにも点数を数え、点数を伸ばしていこうという意識は大事だと彼は言う。なるほど。確かにそういう側面もあるだろうな。そういえば「これ入れればハーフ」という球を、実戦で何回ハズしたことか……。
そんなときは自分で用紙を作り、ラインナップ十回のアベレージを測定する。自分で点数をつけていくことによって、思いのほかプレッシャーがかかり、いい練習ができる。そういえばかつてはスヌーカークラブにラインナップのスコア記録用紙が常備されていたのだけど、最近見かけないな。
|
|