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「ウェブで集客できない」を改善する『3つの時間軸』で選べる戦略

「とにかく早く、来月の売上に繋がる集客がしたいのに…」
「安定してお客さんが来てくれる仕組みって作れないのかな…」


BtoC(個人客)をメインとしている業種の飲食店・美容室・クリニック・パーソナルジムのオーナー様などは、ウェブを使った集客で本当に悩まれていると思います。客単価の関係で広告用に大きな予算が取れないと頭を抱えている方も多いです。
 

既に集客を増やすために色々試しているのに、なぜか成果に繋がらない……
その原因はあなたが集客を「いつから&いつまで成果を求めているか」という、今と将来に対する時間軸の視点が抜けているからかもしれません。
この記事では、店頭やウェブ、チラシ配布などの集客に多くの人が陥りがちな間違いを明らかにし、今から改善して成果を出すための集客のコツを時間軸という視点で、WebやECのコンサルティング経験者の目線で解説します。

【結論】集客の成否は「時間軸に合わせた戦略」で変化する

ネットでの集客は、闇雲に頑張っても空振りに終わるケースが多いです。
あなたが『集客の成果を求める時期』に応じて、戦略にあった「集客方法」を選んで実行することで、現状が変化して成果に繋がっていきます。
 

あなたは「すぐに売上が欲しい」のか「将来を見据えて持続的に集客したい」のでしょうか?
集客の目的をハッキリさせ、それに合った施策展開が必要です。
しっかりとした改善ができれば、以下のような集客率の改善は現実的です。
 

店舗やオンラインショップの月間訪問者が100名×購入率1%=購入者は1名
   ⇩  ⇩
月間訪問者数が2倍の200名×購入率が3%に改善=購入者は6名(6倍増の改善)


効果の薄い現在の手法にコストを使い続けるよりも、集客戦略を見直すことで場当たり的な集客から解放されて、リターンを増大させていきましょう!

なぜ、集客がうまくいかないのか?

「集客の取り組みをしているのに成果が出ない」

あなたの目的と施策の「時間軸」がズレていないでしょうか?
いまではネットで検索すれば集客手法はいくらでも見つかります。それらの手法をとりあえずで再現しているだけだと上手くいきません。
施策によって集客し始めるまでの時間が違いますし、集客が続く時間も違います。
この施策に対する時間軸の概念を知っておかないと、労力を掛けて行った施策が見当違いな取り組みになってしまいます。
 

短期的な成果が欲しいのに、以下のような施策が中心になっていないでしょうか?
「お金を掛けずにできるから」と選んだ施策は、変化が出るまで半年~1年以上かかる長期的な施策ばかりで、短期的な売上創出狙いであれば取るべき手段が違います。
 

  • 検索順位を上げるためのSEO・MEOばかりやっている。
  • SNSを開設せずにWebサイトだけで情報発信をしている。
  • 既に行っていた施策は実は新規獲得よりもリピーター向け。

逆に時間が掛かっても継続した集客が欲しい場合、根本的な広報戦略の設計、商品や顧客分析は済んでいるでしょうか?
戦略がない状態で以下のような施策を繰り出しても、顧客の新規開拓やリピート化は難しくなります。
 

  • 毎月、Web広告やチラシを出してコストありきの手段に頼り切り。
  • 来店者やWebサイト訪問者に対する二回目に来てもらう仕掛けをしていない。
  • 商品・競合の分析、俯瞰した広告戦略が実はない。

上記は分かりやすい一例ですが、売上をいつから作りたい・いつまで維持したいという時間の概念を理解しておきましょう!
そうしないと目的に対する手段がチグハグで思ったように効果がでない状態が続き、いくら頑張っても成果には繋がりません。
 

【重要】集客に対する一番のリスク

ちなみに一番の悪手は、現状に問題があると自覚して何もせずに保留し続けることです。
マーケティングというのは、改善を目指して現状から変化を生むことです。
自分が保留している間に、競合は保留せずに集客戦略を拡大・深化させていれば、いずれ追いつけないくらいに差がついてしまう可能性は低くありません。
ですので前向きに向き合ってください。ここからは時間軸で分けた3つの改善アプローチを紹介。
 

【具体策】成果を求める時期で選ぶ、3つのWeb集客アプローチ

ここからは、あなたのビジネスの「集客をいつから作る・いつまで維持したい」という観点で、3つの時間軸に分けて具体的な集客施策を紹介します。
 

<短期(明日から~2ヶ月程度)>
今すぐできる!即効性を重視した認知の増加

すぐにでも集客を作りたいという即効性を求めたアプローチです。
まず最初に、短期で効果を得たいならコストが掛かる手段がメインになるということを承知してください。

SNSの運用やQRコードの露出増などは着手しやすく、自身でやるならノーコストですが、これだけで短期に客足の変化を生むには弱いです。連動させるように月数万円からできるWeb広告の使用を推奨します。
Web広告はGoogle検索、SNS、バーティカルメディアが対象になります。
バーティカルメディアとは、いわゆる一つのジャンルの情報を集めたもので、たとえば飲食系なら食べログ、美容系ならホットペッパービューティーなどのことです。
広告を使うことでネットの向こう側にいる人に認知されますが、その次はほぼ確実に公式のWebサイト・SNS・Googleの口コミなどを調べられます。
上記媒体の現状が良くなければ認知が数倍に増えても、来店や販売が殆ど変わらないこともあるので注意。

この短期的な施策では、広告を止めた途端に新規集客は鈍ります。そのため、集客強化は広告運用中と割り切って、どうやってリピーターを生み出せるかという思考が重要。
SNS、QRコード、Googleマップの反応が出始めるには時間が掛かりますが、短期で取り組める割には長期的な集客装置として期待できます。
 

手法

  • ターゲット顧客を確認してから、Web広告(GoogleやSNSなど)を出稿する。
  • SNSを始める。SNS運用中ならアプローチを変える(写真の撮り方・加工、投稿内容の見直し)。
  • チラシやショップカードの紙媒体にWebサイト・SNSに誘導するQRコードを掲載。
  • Googleマップ対策として、オーナー登録をして店舗情報を充実させる。

メリット

  • Web広告を出稿すれば、現状より確実にWeb上での認知が増えます。
  • SNS周りの改善は、この記事を読んだ今日から変えていけます。
  • MEO(Googleマップ対策)は、頑張れば自力で編集できてノーコスト。
    専門業者も単発で依頼を受けてくれやすい案件なので、安心して始めやすい

デメリット

  • 最大の注意点は、SNSやWeb広告でアクセスが増えても、着地点であるWebサイトの内容自体に問題があれば、問い合わせや購入に発展しません。
  • 短期の成果を求めるとWeb・チラシなどの広告手段に依存する割合が大きい。
    広告予算によって運用できる量・期間が制限され、広告を止めた途端に集客が止まることも覚悟すること。
  • SNSや広告はあくまで認知してもらうキッカケで、より深い情報を求めて訪問するWebサイトに商品・サービスを信頼できるだけの情報が十分にないと、施策としては不十分(お客様の声、商品作りのストーリーや想いなども重要)。
    自分の視点で考えてみてください。広告やSNSで気になったら、次に店名や商品名を検索しませんか? その時にWebサイトの内容が薄い・印象が悪ければ、せっかく掛けた広告費が無駄になります。
Web集客が上手くいかない?施策は時間軸で考えよう

イメージですが、長期的に集客したいなら仕組みづくりが結果的に広告費も改善。

<中期(数ヶ月~1年程度)>
問い合わせ率を改善する”受け皿”の強化

どうしても1~3ヶ月以内に売上を上げないといけない…というような場合でない限り、この中期的な取り組みをおすすめします。
短期ではどうしても取れる施策の種類が限られるため、ウェブ広告を止めた途端に集客が元通りということは珍しくありません(リピーター育成の体制がしっかりあるなら無駄になりませんが)。

中期的な施策では『認知の増加+来店率・購買率を上げるための公式情報源の強化』をセットで行うため、仮に広告を止めた後でも継続的にWebサイトやSNSへの訪問が以前よりも増加することが期待できます。
これの良いところは広告費を使っていないのにウェブから新規客が勝手に訪問してくれる構図ができることです。中長期で見れば、短期でコスパの悪い広告を出していた頃よりも広告費が改善されているはずです。
 

手法

  • ターゲットを再確認し、広告・QRコードから問い合わせまでの導線を見直す。
  • 短期で挙げた手法に加え、着地点となるWebサイトの内容を本格的に見直す
  • 特定のサービスや商品に特化したLP(ランディングページ)を新たに作成する。
  • Webサイトが古い・スマホに非対応ならリニューアルも検討する。

メリット

  • Web広告やSNSで認知させる潜在客数を増やし、問い合わせ率の両面を改善することで、最終的な来店・購入数の増加が狙えます。
  • Web広告やチラシなどから誘導した後の問い合わせ率や成約率自体へのテコ入れも含んでいるため、中長期的に機能する集客の仕組みが構築できます。
  • 問い合わせ率や成約率が現状より向上すれば、広告の費用対効果も上がります。

デメリット

  • 実行する前に、現状の課題抽出が必須になります。「どんな広報を行っているか」「WebサイトやSNSの現状はどうなっているか」を正確に把握してから、全体の設計を見直す必要があります。
  • 制作会社にもよりますが、LPの新規制作なら1~3ヶ月、Webサイトの内容入れ替えだけなら半月~1ヶ月程度、Webサイトのリニューアルなら2~4ヶ月程度が必要。集客が本格的に動き出すまでには数ヶ月~1年程度掛かる場合があります。

<長期(半年以上~)>
将来に持続的に集客できる”仕組み”の構築

付け焼き刃にしない、根幹から集客力を強化するアプローチです。
現状を受け入れて仕組みづくりに長い時間を掛けられる場合は、この取り組みがもっとも理想的です。
集客の仕組み作りに時間が掛かりますが、ちゃんとした戦略設計を作ることで、その後に打つ施策の効果が期待でき、長期的に高い集客率で運用していけることが期待できます。また、問い合わせや成約の割合を増やしていくことに直結するため、費用対効果も向上。
長期的に見れば集客の継続と、集客した人を顧客に変えていくという両輪で回ることが期待できます。
 

手法

  • 市場調査から行い、ターゲット選定、店舗や商品の強みを再分析する。
  • Webサイト、SNS、広告といった広報全体が連動するように見直す。
  • 短期・中期で挙げた施策も含めて、露出と誘導を踏まえた仕組みを構築する。
  • プレスリリースを定期的に発信し、メディア掲載による認知度向上も狙う。

メリット

  • Webサイト・SNS・広告・MEOなどを戦略的に連携させるため、一つの集客経路に依存しないリスクヘッジされた持続的な集客が期待できます。
  • 市場調査から始めることで、独りよがりではない、市場のニーズと自社の強みが合致した土台を作れるため来店・成約の確率が向上します。
  • プレスリリースは大手メディアに取り上げられれば、広告とは比較にならないほどの知名度と信頼性を獲得できる可能性があります(ただし1回では効果が薄いため、年に数回出すのが理想)。

デメリット

  • マーケティング戦略に基づいて根本から設計するため、仕組み作りに時間が掛かります。来店や注文といった成果に至るまでの待ち時間が長いため、現状である程度の体力が必要。
  • 店舗や商品のコンセプトなどを言語化できていない場合、言語化するところから始まります。そのため、セールスライティングなども必要になる場合があります。
  • 上記を踏まえて専門知識が求められる領域が多いため、独自でやろうとする場合は学習コストが非常に重くなります。
    専門家に依頼するのが無難ですが、包括的なコンサルティングが必要になるため費用は高額になります。

変化した場合の具体例

【まとめ】集客成功の鍵は「時間軸」に合わせた戦略です 

Web集客を成功させるコツは闇雲に行動するのではなく、「売上をいつから・いつまで」という時間軸に応じた目標を明確にすることです。
今回紹介したアプローチは分かりやすさ重視のため、あくまで一例です。実際はあなたのビジネスの状況や既に展開している広報戦略によって優先度も変わります。それでも一番良いのは現状を保留せずに動くことです。動けば何かしら変化がありますし、最悪結果が出なくても自分に合わない戦略だったと分かる点で進歩しています。

「自分に合った戦略が分からない」
「短期・中期・長期、どこから手をつければ良いかプロの意見が聞きたい」


と感じたら一人で悩まず、Webマーケティングができる専門家などへご相談ください。

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・会社や店舗、商品の認知度を高めたい。
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